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Sun Fire ハイエンドソフトウェアの概要

Sun Fire ハイエンドシステムは、Sun Fire ハイエンドサーバーシステムファミリに含まれる製品です。Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアは、Solaris 8 および 9 オペレーティング環境で実行します。

Sun Fire ハイエンドシステムは、通常、プラットフォームと呼ばれます。プラットフォーム内のシステムボードは論理的にグループ化して、動的システムドメイン (または単にドメイン) と呼ばれる、独立して起動可能なシステムにできます。Sun Fire 15K システムでは、1 つのプラットフォームに最大 18 のドメインを同時に存在させることができます。Sun Fire 12K システムでは、1 つのプラットフォームに最大 9 のドメインを同時に存在させることができます。System Management Services (SMS) ソフトウェアを使用すると、プラットフォームとともにドメインの制御、監視も可能です。

Sun Fire ハイエンドシステムのシステムコントローラ (SC) は、Sun Fire システムの操作と制御に必要な重要なサービスと資源を提供する多機能プリント回路基板 (PCB) です。SMS ソフトウェアパッケージはこの SC にインストールされます。

SMS コマンドを使用して、SC および Sun Fire ハイエンドシステム上のドメインと対話できます。SMS には、SMS が持つ各種の機能へのコマンド行インタフェース (CLI) があります。SMS ソフトウェアの詳細は、第 5 章を参照してください。

SMS の多くのコマンドは、Sun Management Center ソフトウェアが提供する代替グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) を通して使用することができます。Sun Management Center ソフトウェアの詳細は、第 7 章を参照してください。

動的再構成 (DR) ソフトウェアを使用すると、ドメインがマルチユーザーモードで動作している間、ドメインを動的に再構成して、現在取り付けられているシステムボードをオペレーティングシステムに論理的に接続したり、そこから切り離したりすることができます。システムボードは、システムがマルチユーザーモードで動作していても、ドメインに接続されていなければ、物理的に交換することができます。動的再構成ソフトウェアの詳細は、第 6 章を参照してください。